空間を魅せる作品

絶対自分の感性に合ってる作品だとは思ってたけど、想像以上に良い作品だったのでちょっとビックリしました(汗)
絵が上手いというか、空間の魅せ方が上手い。例えるなら、全編が【雲の向こう、約束の場所】の序盤って感じかな……。何か事件があるわけでもなく、誰かに物凄い特殊能力があるわけでも無い。何気ない日常を切々と綴っていくだけの物語。
叙情的な感覚の作品、かな。



かつて火星と呼ばれていた惑星が【惑星地球化改造(テラフォーミング)】されてからはや150年。極冠部の氷の予想以上の融解で地表の9割以上が海に覆われた火星は、今日では水の星【AQUA】として親しまれている。
21世紀前半まで【地球(マンホーム)】の水の街として存在していた【ヴェネツィア】をベースに造られた【AQUA】の港町。
彼の地の観光の要である、観光専門のゴンドラ漕ぎ【水先案内人(ウンディーネ)】になる為に【地球(マンホーム)】から【AQUA】にやってきた【水無 灯里(みずなし あかり)】の物語。



とりあえず明日、続編である【ARIA】を買って来るつもりであります。