京アニKanon第一巻感想

やべえ、無難に良作過ぎて突っ込みどころがねぇ。

原作ファンとしての台詞を言うと、直して欲しいところなんてゼロなぐらい良く出来た作品です。ぶっちゃけ悪いところを探す方が難しい。
淡々とした表現が多く、アニメとしてはインパクトが足りない気がしますが、Kanonという作品としては全く全然問題なしです。むしろ原作がこういう空気感を大切にしていた作品なので、個人的には正しい選択だったと思います。


無理にアニメ専用の曲を作らず原作の曲を使う手法はAIRでもありましたが、良い感じに作用してると思いますよ。
一番最初に『あゆ』と一緒に入った喫茶店でクラシックの『カノン(パッヘルベル)』が流れていた演出もなかなか憎いと思いました。動きに関しても違和感ゼロなんで全く文句ないですよ。
まぁ、驚くほど自己主張の激しい北川に生暖かい微笑を浮かべてしまいましたが、これもアリかな、と。


第二巻もフツーに期待です、大満足でした。